プロローグ
賑やかに楽しく暮らすアイヌモシリ(豊かな大地)のウタリ(里人)たち。
赤ん坊をあやす…サケの料理をする…織物を編む…女たち。
狩りに使うのマキリや弓の手入れをする…彫り物の自慢をしあう…男たち。
狩りに出かける前に神々に歌や舞をささげる。女たちの「鶴の舞」…。
2016.11帯広に出かけて習ってきました。
先週も帯広カムイトゥウポポ保存会の酒井会長と荒田裕樹さん(踊りの名人)に風の子に来ていただきウポポ(唄)とリムセ(踊り)を教えていただきました。
子どもたちの大好きな荒熊親分の場面。
「穴を掘って様子を見ようか…」
この後…オキクルミは川鳥からアメマスのお化けの話を聞く。
オキクルミは、里人たちを飲み込んでしまったアメマスのお化けと闘い…豊かなアイヌの暮らしを取り戻しました。
第一部の終了…ここまでの劇は0歳児から年長児までの全園児が楽しく集中して観ました。
第2部…「大いなる悪魔との闘い」
大いなる悪魔は、里川に毒の霧を流し草も木も生きとし生けるものすべて滅ぼしてしまいました。
オキクルミは大いなる悪魔との闘いを決意します。
わが姉から銀の矢をいただき里人たちと大いなる悪魔を倒しに向かいました。
その闘いはすさまじく。
悪魔の弓とオキクルミの弓は中央でぶつかり二つが一つになって落ちてしまいます。
なかなか決着がつきません。
大いなる悪魔は姿を消し…
もろもろの怪物がオキクルミを襲います。
里人たちもその闘いに加勢します…。
夜3日 昼3日 合わせて6日…闘いは終わりを告げず…。
オキクルミは里人を思い…
姉から授かった「銀の矢」を放ちます…
「銀の矢」は光を追い抜き…
金の風を起こし…
大いなる悪魔を射抜きました…。
大いなる悪魔の凍る笑いは山や野に煌めき散って…
霧が晴れて…アイヌコタンに豊かな暮らしが取り戻されました…。
コンカニペランラン(金の雫ふれふれ)
シロカニペランラン(銀の雫ふれふれ)
子どもたちは乳児のころから大好きな物語。保育士たちの劇に真剣に魅入っていました。